『闇ウェブ(ダークウェブ)』を読んだので簡単に感想を書くよ
どーも、愛媛で思う存分ゆっくりして元気な、おっさん999です。
今回はAmazon Kindle アプリで読んだ本『闇ウェブ』についての感想を書いていきたいと思います。
闇ウェブ=ダークウェブと読みます。この書籍を執筆したのはセキュリティー集団スプラウト。日本では、おそらく初となる、ホワイトハッカーが所属する組織。
この本の下地は、「THE ZERO ONE」という媒体で、本を出版するにあたり、様々な情報を付け加えた形になっているようです。
インターネット4つの階層
インターネットには、トータルで4つの階層またはレベルがあるとされています。ざっくり書くと、下記の通り。
1:サーフェスウェブ(表層ウェブ)
2:ディープウェブ(深層ウェブ)
3:ダークウェブ(闇サイト)
4:マリアナウェブ
1:サーフェスウェブ(表層ウェブ)
こちらは、日頃からわたしたちが使用しているインターネットのことです。Yahoo!先輩やGoogle先生に検索をかけると、サイトがヒットしますよね。これらがサーフェスウェブとなります。
検索をかけるとヒットするサイト=サーフェスウェブです。
ちなみに、インターネットの世界を100%とすると、サーフェスウェブはそのうちの1%と言われているそうです。
2:ディープウェブ(深層ウェブ)
日本では深層ウェブの呼称が馴染みありそうですね。最近だと深層ウェブで見つかったとされる動画が話題になったりして、度々ネット上で盛り上がっています。
ふつうに検索をかけても、深層ウェブにはたどり着けず、独自の方法を用いアクセスする必要があります。だからこそ、危険も潜んでおり、普通は触らない方がいいですね。
TORと呼ばれるツールを使用しないといけないし、使用するためにはハードルが高い。
3:ダークウェブ(闇サイト)
ダークウェブとは、ディープウェブの中でも、特に危険なもので、犯罪の温床にもなっています。
ダークウェブには、犯罪とは関係のないものも多くあるんですね。
TORというツールは情報を暗号化するもので、元々、たとえば独裁政権下で情報を発信する活動家たちの情報交換するためのものでした。
しかし、それを悪用するものが現れ、現在のような危険な世界になってしまっています。
ちなみに日本でいうところの「闇サイト」は、このダークウェブの事を指すようです。
4:マリアナウェブ
今回の書籍では触れられていない、都市伝説として語られている世界。
秘密結社が暗躍する、完全なるAIの存在など、この世界を支配しているとされるものたちの情報が格納されていると言われておりますが、真相は不明です。
こちらは雑学として知っておくと「へぇ〜」ってなる感じですかね。
『闇ウェブ(ダークウェブ)』
映画の中で、殺人の依頼が掲示板でおこなわれたとか、そういうシーンを見たりしていましたが、ダークウェブというものが明確に存在しているとは知りませんでした。
そのため、とても楽しく読み進める事ができましたね。
ダークウェブの根幹を成す通信技術TORとは何か?またなぜ開発されたのか?などからスタートし、ダークウェブの成り立ちや今に至るまでの経緯などが、初心者でもわかるように、易しく書かれております。
海外の有名なダークウェブに存在していたネットショップモール「シルクロード」についての話などは、とても興味深いものでした。先日、ドイツかどこかで、世界第2位のダークウェブサイトが摘発されていましたし、とてもタイムリーな感じがしましたね。
実際の事件やプロの見解を紹介しつつ、読み物としても十分に時間を潰す事ができる良書でした。
一方で、詳しい人からすると「いやいや、それは違うやで」と思ってしまう部分があるのかもしれません。わたしには、そのあたりの塩梅、よくわかりません。
ダークウェブには触れたくないけど、どんなものか知りたいという方には、オススメできる書籍でございました。
ちなみに、数年前に一部のネットで盛り上がった謎のホラーゲーム『Sad Satan』はダークウェブ絡みのゲームです。
ダークウェブに関する動画のまとめ
わたしが現在お気に入りで視聴しているユーチューバーに「キリン」さんという方がいます。
この方が、ダークウェブに関する動画を作成されておりますので、興味のある方は、一度ご覧くださいまし。
ちょっとだけキリンさんの動画をご紹介しましょう。
知れば知るほど、謎が多く、また怖くなるダークウェブ。
危険が潜むダークウェブですが、それを知ることで、自分にふりかかるかもしれない危機を回避するための対策を講じることができます。
ダークウェブとは一体なんなのか?
この本を読むと、ザックリとではありますが、知ることができますよ。
それでは。
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