『ブログがすらすら書けるようになる!謎のネタ探しマスターに聞く記事アイデアの見つけ方。』の感想
ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は楽天Koboでクーポンを利用してお金を消費せずに入手した電子書籍『ブログがすらすら書けるようになる!謎のネタ探しマスターに聞く記事アイデアの見つけ方。』の感想を書いていきませぅ。
◆『ブログがすらすら書けるようになる!謎のネタ探しマスターに聞く記事アイデアの見つけ方。』概要
著者:美佐沙霧
出版日:2016年08月26日
読み終わるまでの平均的時間:20分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
ブログがすらすら書けるようになる!謎のネタ探しマスターに聞く記事アイデアの見つけ方。20分で読めるシリーズ
◆目新しい発見はなかった
ブログやメルマガなどを運営していて、ネタ切れに困っている……そういう方もいらっしゃると思います。
そういう方が、この本のターゲットになっているのですが、残念ながら、色んな方のブログで書かれている情報と同じであるため、特に気付かされるようなアイデアはありません。
さらにいうなら、他の方のブログで書かれている情報以下のものしか、この書籍には書かれていないのです。
これは、この本のコンセプトが、「20分で読めるシリーズ」のため、わかりやすく、ひとつのアイデアに絞ったのかもしれません。
それでも、ある程度、内容をシンプルにできたはずだし、内容が少なくなったら、筆者独自のネタの探し方をいくつか披露した方が、悩んでいる方にとってプラスになったはず。
物語風で読みやすい一方、内容が非常に薄くなってしまい、わざわざ購入するような本にならなかったのが残念です。
◆ネタ探しの答えを明確にしない
ネタ探しというのは、結局のところ、自分の興味のアンテナにどれだけ引っかかるかだと思うんですよね。
この興味のアンテナの大きさによって、発見できるネタの数が決まってきます。
この書籍では、それについて書いているのですが、具体的なようでいて、全く具体的ではありません。
マイスターが問いかけをして取材者がそれに答えるという、取材者とネタ探しマイスターの会話劇が続く内容は、一見するとわかりやすいように感じます。
しかし、読者はネタ探しに困っている人々です。
ネタ探しが少しでもできるようになりたいのに、この本では、残念ながら明確な答えを示してくれません。
二人の会話から、答えを察することはできます。
でも、それができるのは、すでに答えを知っているからですね。
答えを知らない読者は、残念ながら、その答えを得ることなく、アプリをそっと閉じるでしょう。
メインブログ「四十郎おっさんによる映画感想まがい」で映画の感想を書く際に、他の方のレビューや感想を調べたりします。
その時に思うことは、「作品の裏側にあるもの」を読み取ることができない点なんですね。
深読みしなさいというのではなく、いくつかのシーンを提示しておいて、そこから導き出されるものを読み取れない人が最近多いですね。
映画を見ていれば、明らかにわかるようなことに対して、疑問を呈している人が結構いらっしゃるんですね。
これはイマジネーションの欠如が原因であると思います。
そして、それは読書にも影響を与えます。
日本では空気読みが珍しくありません。
文章における空気読みというのは、「行間を読む」ということです。
しかし、想像力が低下している人々は「行間を読む」ことができない。
だから、この本の会話劇にある答えを見つけることができないんですね。
「行間を読む」ことができないから。
そのため、明確な答えをきちんと明示する必要がありました。
◆今回の感想のまとめ
安価な書籍なので期待していなかったのですが、それでも内容が薄くてビックリしました。
いくら自費出版でも、この内容では出版しない方が良かったはず。
出版社のまんがびとにも、美佐沙霧さんにとっても、この内容での出版はマイナス要素にしかなりません。
「20分で読める」というコンセプトは大切ですが、そこにこだわりすぎて、内容が疎かになってしまったのが残念です。
……すごくどうでもいいことなのですが、ファミレスで注文したのは、ドリンクバーとデザートのはずなのに、デザートとして登場したのが唐揚げとフライドポテトだった。
女性にとって、唐揚げとフライドポテトはデザート……なのか??
そこが物凄く気になって、その部分だけ何度も読み返してしまいました。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
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