『てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学教室』の感想
どーも、四十郎のおっさん999です。
今回は、Amazon プライム リーディングで読んだ『てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学教室』という本をご紹介します。
わたしは、あまり哲学系の書籍を読んだ事がありません。しかし、興味はあるんですよね。けれど、哲学は小難しい印象が強い。
というわけで、比較的、読みやすそうな本書を読んでみた次第です。
おっさん的おすすめ度
紙の本で手元に置いておきたい
読みやすい哲学書
今風の4コマ漫画になって、哲学をざっくり説明しているので、とてもわかりやすい。そして、読みやすい。
哲学を噛み砕いて説明している点が、とても好印象でございます。
これなら、哲学を身近に感じる事ができますし、もっと哲学を知りたいって気持ちを抱きやすい。
女の子たちは、みんな可愛らしいことも、読みやすさに貢献しているですよ。
必要最低限の情報でキャラ作り
各哲学者たちの持つ哲学を、ほんわかキャラクターに盛り込んで、性格に反映しているので、そのキャラクターの言動を見るだけで、なんとなくですが、どういう哲学なのかが、わかる仕掛けになっています。
そのため、わたしのように、哲学を学んだ事のない者でも、哲学がなんとなくわかるようになっているし、飽きないようになっています。
哲学の入門書としては、とても良いのではないでしょうか?
4コマ漫画について
4コマ漫画というのは、起承転結を4コマで表現する、とても難しい漫画技法です。
この本の場合、読みやすいから4コマ漫画という形を採用しているところがあるんですね。
というのも、哲学を説明する事に優先度を置いているため、オチのないものが、結構あります。
なので、それが許せない!マンは、ちょっと厳しいかもしれません。
終盤が辛すぎる
これは仕方のない事なのですが、物語の終盤近く、とても辛い展開が続きます。
「えぇ……」って、なんともいえない気持ちになりました、わたし。
それまで、ほんわかした気持ちで、のほほんと展開していた物語が、急にシリアスモード全開で、「生と死」「人とはなにか?」という事を読者に問いかけてくるのです。
これは、正直、辛かった。
あまりの読後感の悪さに、わたしは、ちょっと引いてしまいました。
でも、面白い本である事に違いはないので、近いうちに、電子書籍ではなく、紙媒体で、本書を購入したいと思っております。
今回のまとめ
フレンズというと、あのアニマル的なフレンズをイメージする方も多いでしょうね。
何を隠そう、わたしもそうでした。「きみは◯◯のフレンズなんだね!」みたいな。ちなみに、わたしは1話みて断念したんですけどね、あのアニメ。
本書のフレンズというのは、あくまで、そのままの意味の友達や友情という意味合いです。
それが本書のラストで強く出ています。
そう思って、もう一度最初から読んでみると、また違った発見がどんどん見つかってくる素敵な一冊です。
今回、わたしは、iPhoneで読んだのですが、電子書籍の場合は、大きいタブレットなどで読む事をオススメします。iPhoneだと、いちいち拡大しないといけませんからね。
そんな訳で、今回は『てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学教室』の感想でした。
それでは、しーゆー!
紙媒体版
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